COLUMNコラム
「からだが硬い」は不健康?
2020.10.5
日頃から適度に動かしている筋肉は適度な柔軟性が保たれていますが、あまり使われないことで硬くなっていく筋肉もあります。
筋肉のなかにはたくさんの血管が通っていて、筋肉が動かされて伸び縮みすると、そのポンプ作用によって血液が全身に行き渡り、酸素と栄養を運びます。
ところが、動かすことがほとんどないと、ポンプ作用がはたらかず、血液が滞ってしまいます。筋肉の細胞に栄養と酸素を運んでいた血流が悪くなるため、筋肉が衰えたり、硬くなる原因にもなります。
身体の左右や前後で筋肉の柔らかいところと硬いところがあると、身体はアンバランスとなって歪みが生じます。
テントを張るときに、四方をロープで張りますが、それぞれの引っ張りが異なると、どちらかに倒れてしまうのと同じことで、常に引っ張られる筋肉と縮んでいる筋肉とができてしまい、それが肩こりや腰痛などの痛みの原因となってしまう場合があります。
また、全身がカチコチに硬い人もいます。これも問題で、からだが柔軟であればどんな大きな動きでもスムーズにいくのですが、そこに制限があるため、非常に疲れやすくなります。
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