COLUMNコラム
反動を使わずに、ゆっくり伸ばす
2020.10.27
ストレッチには、さまざまな種類があります。
みなさんに習慣にしていただきたいのは、
筋肉を静かに伸ばしていく
「スタティック・ストレッチ」です。
運動をしたあとや、
入浴後の筋肉が温まっているときがおすすめです。
コツは、反動を使わないこと。
筋肉や腱のなかには、
「筋紡錘」「腱紡錘」といった筋肉の長さを
常に感知観察しているセンサーがあります。
急激に反動を使って伸ばす、
または痛みが出るところまで伸ばすようなことをすると、
このセンサーがオンになってしまいます。
そして切れることを防ぐために
「縮みなさい」という命令が出されるのです。
ストレッチをするときは、
このセンサーのスイッチを入れないことが
最大の注意事項です。
でも皆さんスイッチ入れちゃいます。笑
反動をつけずにゆっくり伸ばしたら、
心地よいと感じるポイントで
20~30秒間静止してください。
この間、息は止めずに、ゆっくり呼吸をしましょう。
静止する時間は、一応の目安ですが、
自分の感覚で筋肉がほぐれたなと
感じるまで行うのがいちばんです。